MINTO機構(民間都市開発推進機構)は7日、熊本銀行と連携して「くまもと歴史まちづくりファンド」を設立した。ファンドを通じて、熊本市の城下町、川尻地区のまちづくり事業を支援する。歴史的価値の高い町屋のリノベーション事業などを資金面で支援し、地域ににぎわいを創出する。
MINTO機構のファンド設立は、国土交通省と共に、地域金融機関と連携し、地域の課題を解決する民間まちづくり事業に出資する「マネジメント型まちづくりファンド支援事業」の一環。
熊本市内では、熊本地震の影響による建物解体や担い手不足で、歴史的価値の高い町屋を含む建築物の維持が難しくなっているほか、空き家、空き店舗の増加も課題。ファンドの出資を通じて、町屋や空き家、空き店舗を商業施設や宿泊施設にリノベーションする民間事業を支援する。
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