福島吾妻山の山懐、土湯温泉郷にある水織音の宿 山水荘(渡邉和裕社長)。来年開業70年を迎える同館は大規模改装を実施。「水」の温もりや癒やしを感じられるひと時を提供する。
新客室「紫水亭」6階には露天風呂付き客室を新設。自然美を眺めながら湯に漬かり、横の広々としたテラスで湯涼みできる。澄んだ空気の中で土湯温泉を堪能できる唯一無二の空間だ。4、5階には同タイプの半露天風呂付き客室も新設。うち1室は完全バリアフリー対応。いずれも源泉掛け流しとなっている。夕食は個室料亭「桃里」でもてなす。完全個室なので、コロナ対策の観点からも安心して利用できる。
2階に新設した「オープンキッチンレストラン信達」では、できたての料理を宿泊者に提供する。料理には地元「たんがら山」が水源のミネラルウォーターを使用。水質日本一にも選出された軟水で出汁(だし)を取った吸い物などの椀物(わんもの)の味の良さは、多くの宿泊者の高評価レビューからもうかがえる。
館内も改装。玄関前の「水車」や桃里入り口の「水琴窟」等、水を感じる設えも随所に整えた。
▽水織音の宿 山水荘は福島市土湯温泉町字油畑55。TEL024(595)2141。https://www.sansuiso.jp/
絶景を望む「太子の湯」