沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は13〜16日、香港で開催された香港国際旅游展(ITE2013)に沖縄観光ブースを出展した。旅行会社などの事業者、一般消費者の市民、両方に沖縄の魅力を売り込んだ。
沖縄県香港事務所やOCVB、沖縄市観光協会のほか、県内のホテル、旅行会社などから担当者が参加。13、14日は旅行業界、関係者向けで商談を実施。15、16日は一般向けとして香港市民に沖縄をPRした。
旅行展のメーンステージでは沖縄の伝統芸能、エイサーを披露。夏、秋の沖縄観光の魅力、披露したエイサーの体験についても紹介した。
県観光政策課の統計では、香港から沖縄県への入域観光客数は4カ月連続で増加しており、5月は前年同月比で93.6%増の9100人となった。
OCVBによると、OCVBと県内ホテルなどが商談した現地旅行会社は約20社に上り、多くの旅行会社から「9月まで予約が好調で、航空券座席やホテル予約がとりにくい」という声が聞かれた。また、ブースを訪れる市民の多くが「円安を機会に沖縄旅行を計画しており、情報収集に来た」と答えたという。
OCVBは、11日に台湾・台北市内のホテルで開催された日本政府観光局(JNTO)主催の台湾インセンティブ現地セミナーにも参加するなど、東アジアからの観光客誘致に積極的に取り組んでいる。
香港で沖縄観光をPR