内閣府沖縄総合事務局は2日、エアビーアンドビー・ジャパンとワーケーション連携協定を締結した。「ワーケーション推進パートナー」として沖縄総合事務局が実施する取り組みに協力してもらい、沖縄県内の地域の関係人口創出、旅行需要の平準化につなげる。
エアビーアンドビーは、仲介サイトに掲載の民泊物件を中心に、ワーケーション利用者と、訪問先の地域が共に新しい価値を見いだす「共創・共学ワーケーション」の仕組みづくりを進める。今年夏ごろまでに具体化して実施予定。マリンスポーツ体験や、伝統文化・工芸などを学ぶ体験を交えたワーケーションも提案していく。
沖縄総合事務局運輸部長併任沖縄総合観光施策推進室長の米山茂氏は「コロナの影響でテレワークが広く定着し、地方移住や2拠点生活、地方でのワーケーションが注目され、場所にとらわれない生き方という新しいスタイルが生まれている。地域のコーディネーター的役割を果たすエアビーアンドビーのホストを中心に沖縄を訪れたゲストと地域が密接につながり、地域の活性化が進むことを期待する」。
エアビーアンドビー・ジャパンの田邉泰之代表取締役は「ワーケーションを促進することで、単に仕事をする場所が変わるだけではなく、ゲストがホストの介在によって地域コミュニティと有意義につながる多様な人材交流を促す関係人口の拡大と、その先の沖縄県の発展に寄与する共創人口の創出を目指す」とのコメントを発表した。