群馬県沼田市(星野巳喜雄市長)と日本旅行写真家協会(旅写、山口勝廣会長)は16日、東京・平河町の都道府県会館で「写真を媒介とした連携に関する協定書調印式」を行った。市は旅写の協力を得てフォトコンテストなどを実施、観光PRに生かす。
市は旅写が主催する撮影会や写真教室を沼田で開いてもらうほか、「沼田の魅力を写真で伝える)フォトコンテストを実施し、市が賞金を出す。また入賞作品を観光パンフレットに活用し、東京のぐんまちゃん家での展示を検討したい」と星野市長。
旅写は旅をテーマに写真活動を行っている写真家集団。1991年11月に創立され、93年から日本旅行写真家協会展を隔年開催している。2011年には創立20周年を記念して、初の全国公募フォトコンテストを開催した。現在の会員数は114人。旅写が自治体とこうした協定を結ぶのは初めて。
山口会長は「沼田で写真教室などを開きたい。交流の活発化につながればうれしい」と抱負を述べた。
市は2月に横浜商科大と「観光振興における連携に関する協定書」を交わしており、外部の力を観光に生かす取り組みを強めている。
協定書調印を済ませ握手する星野市長(左)と山口会長