観光庁は7月12日、「海外教育旅行プログラム付加価値向上支援事業」の公募を開始した。海外教育旅行のすそ野拡大をめざす「海外教育旅行の付加価値向上支援事業」を実施するにあたり、旅行会社から教育的な付加価値の高い海外教育旅行プログラムの企画案を募集するもの。国がプログラム開発に関する経費を支援する。
旅行会社を対象にすることで、新型コロナの影響で人材流出・事業縮小等が続く旅行会社の復活・活性化に向けた企画力の向上やコンテンツの充実促進もめざす。
具体的には、旅行会社が学校関係者や地方公共団体と連携して実施する、SDGs等の国際的な潮流を盛り込んだ教育的に付加価値の高い海外教育旅行プログラムの企画案を募集する。海外教育旅行の期間は3か月未満で、海外への修学旅行・研修旅行や、語学等の研修や国際交流のために海外の高等学校や語学研修所で学習し、交流事業などに参加することを目的にした旅行が対象だ。
観光庁と有識者等により構成される選定委員会で審査を行い、優れたものを選定する。補助する経費の上限は1事業あたり税込み100万円とした。
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