消費支出、12ヵ月連続で減少 宿泊料は26%減に


 総務省の家計調査報告によると、今年9月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり26万9863円で、前年同月比で実質10.2%減と、12カ月連続で減少した。10の費目別では光熱・水道のみ増加。教養娯楽、交通・通信など9費目が減少した。教養娯楽では、宿泊料が25.7%減少した。

 教養娯楽は20.2%減の2万4228円と、10カ月連続で減少した。宿泊料のほか、外国パック旅行費、国内パック旅行費などの「教養娯楽サービス」が減少した。

 交通・通信は9.2%減の4万1869円と、12カ月連続で減少。鉄道運賃、鉄道通学定期代などの「交通」が減少した。

 食料は3.3%減の7万8710円と、7カ月連続で減少。飲酒代、洋食などの「外食」が減少した。

 9月の2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり46万9235円。前年同月比で実質2.6%増と、9カ月連続で増加した。

 このうち世帯主の定期収入は1.3%増の34万6687円と、4カ月連続で減少。配偶者の収入は12.0%増の8万596円と、12カ月連続で増加した。

 
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