日本政策金融公庫はこのほど、消費者の食に関する動向調査の7月分を公表した。「食の志向」について聞いたところ、「経済性志向」が44.2%と最も多く、平成20年の調査開始以来最高となった。「物価上昇」が理由の1位に挙がっている。「健康志向」「簡便化志向」は前回調査(今年1月)から低下した。
調査は全国の20~70代の消費者2千人にインターネットで実施。さまざまな食の志向から二つを選択してもらった。
「食費を節約したい」という経済性志向が前回から3.4ポイント増加し、1位となった。前回1位の「健康に配慮したい」という健康志向は同2.5ポイント減の43.2%、同3位の「料理や後片付けの手間・時間を省きたい」という簡便化志向が同2.7ポイント減の35.5%と、それぞれ前回から数値が低下した。
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