淡路島観光協会(兵庫県、木下学会長)は11日、神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ(神戸市)で、懇談会「冬の淡路島PRキャンペーン」を開いた。在阪神のマスコミ関係者やインバウンド分野の旅行事業者らが参加。来年開催の「淡路花みどりフェア2025」や冬の味覚「淡路島3年とらふぐ」をはじめとする淡路島の食の魅力などについて情報交換を行った。
会の冒頭あいさつに立った木下会長=写真=は、「来年開催の大阪・関西万博や花みどりフェア、AWAJI島博を控え、ぜひ海外からも多くの方に来島してもらいたいと、今回初めてインバウンドの誘客に取り組む方々にもお声がけした。また一般消費者の方に直接呼びかけをされるアナウンサーやDJの方にも、冬の淡路の魅力に触れていただきたくお招きし、おかげさまで過去最多の75人の方にお集まりいただいた」と説明。淡路島のインバウンド客の割合が2%を切っている現状を紹介し、「来春には大韓航空が、神戸―仁川で毎日2往復の国際定期チャーター便を就航することも決まった。大阪や京都に来た観光客にもう一歩足を伸ばしてもらって、淡路島やその先の瀬戸内に来てもらうことが重要だ」と誘客への協力を訴えた。
懇談会では、20年目を迎え、今年1月には地理的表示(GI)登録を受けた、淡路島の冬を代表する味覚、淡路島3年とらふぐを筆頭に、今年デビューを迎えた淡路島ワイナリーによる初めての島内醸造ワイン「2024 Petilles~ペティーユ マスカットベリーA・ロゼ微発泡」や、兵庫県内の酒蔵として初めて「インターナショナルワインチャレンジ2024」SAKE部門のチャンピオン・サケに選ばれた、都美人酒造「都美人 太陽」など、同島の新たな食の魅力をアピール。
このほか来年3月20日~4月27日に開催の「淡路花博25周年記念 花みどりフェア2025」についても紹介した。淡路、洲本、南あわじの島内三つのメーン会場と観光施設などからなる88のサテライト会場で、春先に開花する花々に加え、イチゴ収穫体験などを楽しめる。また、うみぞら映画祭2025とのコラボレーション企画「淡路島の花4Kムービーと水上花火の演出」などの特別イベントも多数行う予定だ。