
新会長に就任した菅義偉元首相
温泉文化は世界に誇る日本固有の文化
「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への登録を目指す自民、公明両党の国会議員で構成される議員連盟の総会が7日、衆議院第二議員会館(東京都千代田区)で開かれ、新会長に現顧問で元首相の菅義偉氏(自民党副総裁)の就任を決めた。各関係団体の代表者も出席し、早期登録の実現に向けて一致団結して取り組む姿勢を示した。
菅氏は、「温泉文化は世界に誇るべき日本固有の文化。登録が実現すれば、外国人が温泉を目当てに地方を訪れ、温泉文化の需要が全国すみずみまで行き渡る、まさに地方創生につながる国益にかなうものだ。私ども自民党も公明党としっかり手を結び、目標達成のために取り組んでいく」と意気込みを語った。
観光業界関係者も出席した議員連盟の総会
総会には、議員連盟と連携して活動する「『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会」(平井伸治会長=鳥取県知事)から山本一太事務局長(群馬県知事)が出席。今年度から新たに8府県が参画し、計44道府県の知事で登録に向け活動していくことや、会で実施してきた温泉地の実態調査などを報告し、「今年は国内候補が決定する年。候補を勝ち取り、2028年最短での登録を実現に向け今年がまさに勝負の年」と改めて意欲をみせた。
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