「温泉総選挙」を主催する旅して日本プロジェクト(運営事務局・ジャパンデザイン)は9日、2019年の省庁賞と特別賞を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、19年度の表彰式は中止した。
温泉総選挙2019にエントリーした全国の温泉地が申請した過去1年間の取り組みの中から、後援省庁の選定基準に基づき省庁賞を4賞、実行委員会(委員長・岡崎浩巳元総務事務次官)により特別賞8賞を選んだ。
環境大臣賞は湯村温泉(兵庫県新温泉町)、地方創生担当大臣賞は旭温泉(島根県浜田市)、総務大臣賞は肘折温泉(山形県大蔵村)、観光庁長官賞はひよし温泉(京都府南丹市)が受賞。
旭温泉は、伝統文化の石見神楽と温泉を融合した町や人の創生の取り組みを通じて、高齢化や人口減少など深刻な課題に積極的に取り組んでいることが評価された。
ひよし温泉は、自然と地場産品を活用したさまざまな観光コンテンツの造成や創造的なプロモーションの実施が高い評価を受けた。
特別賞は次の通り。
審査員特別賞=菊池温泉(熊本県菊池市)、びえい白金温泉(北海道美瑛町)、海門温泉・花色温泉(大分県豊後高田市)、伊香保温泉(群馬県渋川市)、犬吠埼温泉(千葉県銚子市)▽おもてなし賞=ぬかびら温泉郷(北海道上士幌町)▽クールジャパン賞=妙高高原温泉郷(新潟県妙高市)▽キャッシュレス賞=山代温泉(石川県加賀市)