秋田銀行は、伊藤漬物本舗(湯沢市)が展開する「あきた発酵ツーリズム」発信拠点設備整備事業に対し、行政機関と包括的な支援をしている。同事業は、秋田県の特産で大根を燻製し漬け込んだ「いぶりがっこ」など、漬物文化をテーマとした観光施設を湯沢市にオープンし地域に人を呼び込むもので、2024年4月の完成を予定する。
同社は、いぶりがっこを加工した商品開発を進め、販路を全国に広げている。また、観光振興や関係人口拡大に貢献する事業展開を構想しており、同行が23年春に総務省の「地域経済循環創造事業交付金」の活用を提案し、2500万円の交付決定にこぎつけた。これに加え、同行は無担保無保証で2500万円の融資を実行するほか、事業キャッシュフローの継続的な把握など継続的なコンサルティング機能の発揮に務める。【記事提供:ニッキン】
会員向け記事です。