環境維持設備機器の開発、製造などを手掛けるシー・ファースト(東京都港区)。特許を取得した独自の無水消火技術「エフロ2ユニット」を採用したローラー式灰皿「Clear Cigarette Care」の設置を呼び掛けている。
全国のパチンコ店をはじめ、宿泊施設などに設置され、「今日まで全国に、2500台以上納入されている」とセールスマネージャーの工藤士門氏。
この製品は、タバコの消火に水を使う代わりに、機器内部に実装されている四つのゴムローラーが吸殻を圧縮。無酸素の状態を作って約40秒で完全に消火。ローラー下部から吸殻が吐き出されて、自動的にゴミ箱に入る。
日々の清掃は、本体にセットしたゴミ袋にたまった吸殻を捨てるだけと、作業の手間を大幅に削減。吸殻の回収量は1500本。通常の水で消火する灰皿と比べると、同サイズの灰皿で約7倍の収納力を誇る。
また、吸殻特有の嫌なにおいが発生することなく、かつ消火の際に発生する煙の量が圧倒的に少ないという。
「喫煙空間の空気をきれいに保ち、ニコチンやタールなどの有害物質が染み出した汚水の発生の心配はない」と工藤氏。
一昨年4月に完全施行された改正健康増進法および受動喫煙防止条例を契機に、近年、タバコの汚水による人体への害や環境汚染の懸念が高まっていることから、汚水の処理方法も厳格化の可能性もある。「人と環境を守ってもらえれば」と話す。
現在、新モデルの開発に取り組み、これからも、人と環境にやさしい快適な喫煙空間作りをしていく。
シー・ファースト
【本社】〒107‐0062東京都港区南青山1の4の17 美松ビル7F
【創立】2018年3月16日
【資本金】2000万円
【事業内容】環境維持設備機器の開発・製造、環境維持設備機器や商業施設設備の販売・メンテナンス、資源環境推進事業、FC事業など
より使いやすくなった開発中の新モデル
▷Clear Cigarette Care | Clear Cigarette Care – 無水・ローラー式灰皿