AIチャットボット、予約エンジンなどのtripla(トリプラ、東京都中央区)はこのほど、現地決済サービス「tripla Pay」の提供を開始した。新サービスは、宿泊施設の現地クレジットカード決済にQRコードで対応。フロントの宿泊代金をはじめ、レストラン、売店の飲食代金や、スパ、アクティビティの利用代金決済にも使える。導入の際は、初期費用と月額固定費用が無料の上、決済金額に応じた手数料のみで使える。最大の特徴は、「より安価な決済手数料率」と代表取締役CEOの高橋和久氏。
同社が提供している予約システム「tripla Book (旧triplaホテルブッキング)」の宿泊予約の事前決済の割合は約20%。自社サイト、OTA、電話などの予約経路に関わらず、多くの宿泊者が現地決済を選択している。ただ、現地決済の場合、高額な決済手数料率が問題となっており、「現地クレジットカード決済で安価な料率が適用できないか」といった声が多数寄せられていたことが開発の理由という。
宿泊施設は、パソコン、タブレットなどtripla管理画面を操作できる環境があれば新たな端末を導入する必要がない。利用方法は(1)tripla Payに接続し、支払い情報と金額を入力(2)支払い情報を保存するとQRコードを自動で生成(3)QRコードを顧客に提示(4)tripla管理画面で支払い情報を一元管理―の流れ。
宿泊者は自身のスマートフォンなどでQRコードを読み取り、クレジットカード情報を入力するだけで、支払いが完了する。
ほかにもEメール、SMS送信機能を利用してキャンセル料の請求ができるほか、VOD接続によるクイックチェックアウトにも対応する。
この件についての問い合わせ先は、tripla(support@tripla.jp)。