日本観光振興協会(山西健一郎会長、664会員)は13日、東京プリンスホテルで第60回通常総会を開き、2023年度事業計画・予算案などを審議、承認した。役員の補欠選任では、久保田穣氏に代わり、JR東日本常務執行役員国際事業本部長の最明仁氏(60)が理事長に選ばれた。総会には約100会員が出席した。
冒頭あいさつした山西会長は、コロナ禍がピークを過ぎ「観光地はにぎわいを取り戻している」としながらも、観光公害の発生や、人手不足の影響から「需要はあるものの全てを受けきれない」といった状況にあることを指摘。
その上で、「今年度以降、観光需要の平準化や分散化、さらには平日旅行の促進に向けた取り組みを進めていきたいと考えており、観光庁と連携し、『平日にもう1泊』キャンペーンサイトの運営を行っている」と述べた。
来賓として、観光庁の和田浩一長官、総務省の大村慎一・地域力創造審議官が出席、あいさつした。
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