読谷村観光協会は、琉球王国のグスク「座喜味城跡」の「御城印」の販売を13日から開始したと発表した。
世界遺産座喜味城跡の「御城印」が、沖縄県読谷村にある「ユンタンザミュージアム」にて座喜味城(ざちみぐしく)にちなんで、3月13日9時49分からいよいよ販売を開始します。
歴女や城ガール、最近のお城ブームに伴い、全国各地で話題になっている「御城印(ごじょういん)」。神社仏閣を拝観した際に頂く御朱印のように、旅の記念として集める人が増えています。沖縄県読谷村観光協会では、読谷村にある世界遺産「座喜味城跡」をもっと多くの人に知って頂き、隣接する「ユンタンザミュージアム」で歴史文化に触れる観光を楽しんでもらうため、“座喜味城跡 御城印”を制作しました。
昨年御城印の筆耕とデザインの募集を行ったところ、たくさんの読谷村民の応募がありました。その結果、力強さが感じられる書と、座喜味城跡らしい曲線美、石積みの美しさを色鮮やかにイメージしたデザインが選ばれました。紙は、亜熱帯の沖縄県に群生する植物、月桃の葉からつくられる月桃紙を使用しています。 販売は、「ユンタンザミュージアム」にて限定販売。A6はがきサイズで1枚500円(税込)。あわせて御城印帳の販売も予定しています。読谷村を知り沖縄を感じる御城印、沖縄のあたらしい旅の楽しみになることと思います。
ぜひ一度、座喜味城跡の登城記念として座喜味城跡御城印を多くの方に手に取っていただきたいと思います。
①座喜味城跡御城印・御城印帳 販売
・販売開始日:2022年3月13日(日)9時49分~
・販売場所:世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム
・販売価格:御城印500円(税込)/御城印帳3,000円(税込)
・販売元:(一社)読谷村観光協会
「続日本100名城」に選ばれた世界遺産「座喜味城跡」。
曲線美の名城で琉球歴史ロマンの世界が広がります。
2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9資産のひとつとして世界遺産に登録された座喜味城跡。琉球王国が日本、中国、東南アジア諸国との交易を通して繁栄した十五世紀初頭、築城の名人といわれた読谷山按司護佐丸によって築かれたと言われています。座喜味城跡の城壁を上空から見ると、いくつもの曲線が組み合わされるようにできています。この曲線構造は、現代の黒部ダムのようなアーチ式ダムの構造に似ており、当時の築城技術の高さを感じることができます。門は中央にくさび石をはめて2つの石をかみあわせることで造られている石造アーチ門が特徴で、くさび石を用いる方法は他のグスクには見られません。石材は琉球石灰岩が使われ、その積み方は「布積(ぬのづみ)」を主としていますが、場所によっては「相方積(あいかたづみ)」や「野面積(のづらづみ)」が用いられ、沖縄県内のグスクの主要な石積技術をすべて見ることができます。
座喜味城跡は標高約120mの丘陵に立地しており、二つの廓(くるわ)から構成されています。上空から見ると城壁は重厚で、曲線状。郭内の面積は城壁を含めて7,383㎡(2,234坪)、城壁は高いところで約13m、低いところで約3mあります。
住所 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708番地6
連絡先 世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムTEL098-958-3141
Mail info-museum@yomitan.jp
リニューアルで多彩なコンテンツも充実。
「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」
2018年6月に読谷村立歴史民俗資料館をリニューアルして完成したユンタンザミュージアム。琉球と読谷の歴史、座喜味城跡の歴史・構造のほか、読谷の自然、文化、戦前・戦後の暮らしについても紹介しています。手に触れてみることができる城壁パズルやタッチパネルの大きなスクリーン、リアルなジオラマ、写真の展示など、工夫を凝らした見応えのあるコンテンツで、子どもから大人まで歴史と文化を楽しく学べるミュージアムです。
世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム
TEL098-958-3141
開館時間
午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日
•水曜日、年末年始 (12月28日~翌年の1月4日)
•展示替え及び燻蒸などの臨時休館日
•祝祭日が水曜日に重なったときには翌日が休館
お問い合わせ
〒904-0302 沖縄県中頭郡読谷村喜名2346-11
読谷村地域振興センター1階
TEL.098-958-6494 / FAX.098-979-6558
https://www.yomitan-kankou.jp/