環境省は、2024年度予算の概算要求で、国立公園における滞在や体験の高付加価値化を進め、国内外の旅行者を誘客する「国立公園等利用等推進事業費」に18億6600万円を計上した。また、地熱発電開発に伴う地域や温泉事業者の不安払拭(ふっしょく)、温泉熱の地域での利活用などを推進する「地域共生型地熱利活用に向けた方策等検討事業」に2億円を要求した。
国立公園等利用等推進事業の事業内容は、(1)国立公園満喫プロジェクト推進事業(2)ロングトレイル体制強化等推進事業(3)国立公園等地域連携プログラム強化事業(4)エコツーリズムを通じた地域の魅力向上事業(5)エコツーリズム総合推進事業(6)ジオパークと連携した地形・地質の保全・活用推進事業(7)国立公園等における子どもの自然体験活動推進事業(8)国立公園等利用ふれあい推進事業。
具体的な事業のイメージとしては、国立公園満喫プロジェクトなどでは、国立公園の利用のストーリーや計画の策定、ガイドの育成、情報発信、官民連携、入域料や保全協力金の検討・導入、ロングトレイルの活用を推進する。
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