
環境省は、国立公園の魅力向上、高付加価値化に向けて、国立公園ならではの感動的な体験を提供する宿泊施設に期待される機能を盛り込んだガイドラインを策定し、要件を満たす旅館・ホテルとの間に「国立公園パートナーホテル」(仮称)などの呼称で連携協定を結ぶことを検討している。ガイドラインの公表後、8月にも連携協定を結ぶ旅館・ホテルの公募を試行的に行う予定。
環境省は、「国立公園ならではの宿泊施設との連携方策検討会」を立ち上げ、5月31日に東京都内で初会合を開いた。座長には國學院大学教授の下村彰男氏が就任。大学教授やサステナブルツーリズムに詳しい旅行関係者などを委員として検討を進めている。ガイドラインは7月にも公表される予定。
ガイドラインには、国立公園ならではの感動的な体験を提供する宿泊施設として、望ましい機能や役割が整理される。多くの宿泊事業者との認識共有に役立て、全国の国立公園における宿泊体験やアクティビティの向上につなげる。
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