環境省は9月2日、「自然を活かす上質なツーリズム人材育成・地域作り支援事業」の参加地域の募集を開始した。自然を活かした「上質なツーリズム」の推進に取り組む人材育成をはかり、エコツーリズムやインタープリテーションに関する考え方を含む研修の実施や、アドバイザー派遣等による人材育成や地域作りの取組を支援するもの。日本環境教育フォーラムと日本エコツーリズム協会が事務局を担当する。
環境省によれば、「上質なツーリズム」とは地域の自然環境を基盤に暮らし・歴史・文化などの地域固有の価値に基づき、来訪者が高い満足感を得られる「感動」や「学び」の機会を地域の人々が協働して提供し、ひいては自然環境の保全や環境意識の向上に寄与する観光のあり方のこと。上質なツーリズムの実施により、自然地域の保護と利用の好循環や、地域社会の持続的発展をめざすとしている。
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