日本観光協会と全国産業観光推進協議会はこのほど、第2回「産業観光まちづくり大賞」金賞に浜松観光コンベンションビューロー(浜松市)を選んだと発表した。表彰式は25日、富山市で開く「全国産業観光フォーラムinとやま」の開会式で行う。
浜松は車や楽器、オートバイなど産業観光資源が豊富にあり、名古屋と並ぶ産業観光の草分け的存在。
これら資源やモノづくり風土を生かそうと01年に「産業観光研究会」を立ち上げ、02年には全国産業観光フォーラムを開き産業観光への取り組みを本格化。「この地域には現在、約40カ所の産業観光施設があり、年間約120万人の観光客が訪れている」(日観協)。
審査ではこうした実績に加え、「海外市場に向けた積極的なプロモーション、中部広域エリアでのツアー造成などの取り組みをいち早く取り入れた点は他地域のモデルになる」として高く評価した。
銀賞は川崎産業観光振興協議会(神奈川県川崎市)、NPO法人いくのライブミュージアム(兵庫県朝来市)、特別賞として宮城県栗原市の3団体が受賞した。
JR東海の浜松工場