使用1年後の新ひのき風呂
昔ながらのひのき風呂は人気の浴槽ながらメンテナンスや掃除が大変など施設側の負担も大きい。主に営業用の大浴場に向けた木製の浴槽を製造、販売する田島産業は、マイナスイオン効果を取り入れた特殊防水加工(特許出願中)を施した「新ひのき風呂」をこのほど発売した。
この特殊防水加工は、同社の従来のセラミック防水を応用した新技術。ひのき風呂の表面に天然鉱石を付着させたことにより、マイナスイオンの力が表面に汚れ、カビを付きにくくする。
新ひのき風呂は「従来製品にない『抗菌性』『防汚』『ぬめり防止』の効果がプラスされたことで、旅館・ホテルでは露天風呂用に導入されている。特にひのきの浴槽の表面に水垢が付きにくいため、掃除と手入れが簡単と好評だ」(田島利幸・同社社長)。
同社では、購入を検討する人に特殊防水効果を知ってもらおうと、見本板を送っている。例えば見本板を屋外に放置すれば太陽の紫外線や風雨の影響を受けないことを確認できる。手にした人からは「表面はすべすべしているが水に濡らすと滑らなくなるのには、本当に驚いた」などの感想が寄せられているという。
価格(器具別、木部本体のみ)は、「ひのきユニットバス1坪タイプ」が180万円、「1.25坪タイプ」が200万円。取り付け施工費、荷造り運賃は別途必要。1.5坪から3坪までは特注品で、4坪以上は現場施工型となる。
この件についての問い合わせ先は、田島産業(岐阜県高山市松之木町1746番地、TEL0577・33・0830)。
使用1年後の新ひのき風呂
