秋田県男鹿市の「なまはげ館」が3月30日、リニューアルオープンした。「なまはげ勢ぞろいエリア」を拡充し、100体を超えるナマハゲの面や衣装を展示。各地区の行事で実際に使われているナマハゲも見られるようになった。
ナマハゲは、男鹿半島のほぼ全域で行われる民俗行事で国の重要無形民俗文化財に指定されている。災厄をはらい、吉事をもたらす来訪神で大晦日の晩に家々を回る。
なまはげ勢ぞろいエリアには、これまで常設されていた展示用のナマハゲ約60体に加え、各地区で実際に使うナマハゲを追加した。顔や牙の形、面の材料などが地区ごとに異なり、地域の多様な文化が感じられる。
リニューアルに合わせて、男鹿の伝統的な生活を体験できる「里暮らし体験塾」も新設した。
開館時間は午前8時半〜午後5時。入館料は大人500円(団体15人以上450円)、小中高生250円(同200円)。
なまはげ館は男鹿市の施設で、指定管理者制度で民営されている。
拡充された展示エリア