
和歌山県商工観光労働部の辻誠造氏(右)から熊野古道の魅力を聞く岸田執行役部長(6月1日、和歌山県新宮市、東京スター銀提供)
東京スター銀行は、宿泊施設などホスピタリティ分野向け融資に注力している。業界に精通し目利き力を持つ専門行員を擁し、投資家やオペレーター(運営会社)、外銀などとの国際的ネットワークも構築。自治体への支援にも取り組む。
同行は4月、和歌山県から「宿泊施設誘致促進アドバイザー」の選定を受け、1年かけて高級ホテルの適地選定やプロモーション活動に協力する。南紀白浜や熊野古道など観光資源を生かして旅行者の増加につなげる。
専担部署の新設は2011年。外国人旅行者の増加や国内外からの宿泊施設向け投資拡大を受けて発足した。23年4月には「不動産ファイナンス部」(岸田豊彦執行役部長以下17人)に改組。部内の「ホスピタリティファイナンスライン」(行員9人)を中心に、海外投資家向け案件などでは、外国語に堪能なメンバーを擁する「不動産ノンリコースファイナンスライン」(行員7人)の支援も得ている。【記事提供:ニッキン】
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