ゆのくに天祥(石川県山代温泉、新滝徳次社長)は、同館で最もグレードの高い「天祥の館」を改装。1日にリニューアルオープンした。総投資額は約3億円。上質なサービスを求める個人・グループ客や海外富裕層への対応を強化した。
48室のうち、24室を改装。顧客のライフスタイルの変化に対応し、和室のほかツインベッドやリビング、眺望のいいデッキテラスを設けた。加賀の水引をイメージし、寝心地を重視した寝具や漆と金箔をイメージした家具と備品も備え、加賀の伝統美を取り入れた特徴ある意匠とした。
7、8階は特別フロア「然 Zen」とした。客室での食事を基本とし、ルームサービスのメニューも充実。パーソナルサービスを重視した運営を行う。
このほか既存の客室24室も6月中にリフレッシュを行い、7月1日にオープンする。
同館を運営する株式会社ホテルゆのくには今年6月で創業45周年を迎えた。姉妹施設に伝統工芸のテーマパーク「ゆのくにの森」(石川県粟津温泉)を持つ。
オープンした天祥の館の特別フロア「然」