那須どうぶつ王国(栃木県那須町)は20日、“砂漠の天使”と呼ばれる世界最小級の野生ネコ「スナネコ」の展示を開始した。姉妹園の「神戸どうぶつ王国」と同時公開。国内での飼育例がなく、日本動物園水族園加盟園館として初展示となる。
スナネコは、アフリカの岩砂漠などに生息する野生ネコ。愛らしい容姿から、砂漠の天使といわれている。体長は39~57センチ、体重は2~3キロ、小型哺乳類、爬虫(はちゅう)類、昆虫類などを食べる。砂漠などに生息するため、毛の色は砂漠に溶け込む色をしている。灼熱の砂から足裏を守るため肉球を覆うように毛がある。
同園では、「保全の森」でオス、メスの2頭を展示する。オスの名前は「シャリフ」(アラビア語で気高い)、メスの名前は「ジャミール」(アラビア語で美しい)。
スナネコ(イメージ)