コロナ禍以降、リモート勤務などの普及により社内コミュニケーションの形が変わりつつあり、会社が主催する社内イベントでも、オンラインを取り入れたハイブリッド型で開催されることが増えている。こうした背景からJTBコミュニケーションデザインは、「社内イベントのコミュニケーション効果に関する調査~ハイブリッド型(リアル×オンライン)に着目して~」の報告書をまとめ、7日に発表した。同社は「『すべてオンライン』で開催の場合、社内イベントの効果は減少。多様な参加スタイルが求められる」と指摘する。
同調査は、会社が主催する社内イベントに参加した経験のある全国の男女20歳以上の会社員を対象として10月19~22日にインターネットで実施した。
コロナ禍以降に社内イベントに参加した1030人に、参加して良かったイベントについて、どのような方式で実施されたかを聞くと、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッド型(「オンライン多めハイブリッド」「オンラインとリアル半々のハイブリッド」「リアル多めハイブリッド」)が約60%を占め、「すべてオンライン」、「すべてリアル」はそれぞれ約20%となった。また、「オンライン多めハイブリッド」(31%)などオンライン優位のものが半数強を占め、全体にオンライン中心であったことが示された。
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