神戸の7ホテル、チャリティーランチを実施、1食につき300円寄付


神戸市内の7ホテルが足並みをそろえた

 神戸市内の7ホテルは9月1日から、「KOBE7ホテル食の旅 チャリティーランチ2024」と銘打って、地元産品などを使い趣向を凝らした特別メニューの提供を始めた。被災地支援目的で石川県産品も使用。食事1食につき300円を難病の子供やその家族への支援事業へ寄付する。スタンプラリーなども行い、神戸のホテルの多彩な食の魅力発信と誘客拡大を図る。期間は10月31日まで。

 チャリティーランチは、1999年に神戸市内の6ホテルで発足した「KOBEホテル6社会」による、持ち回りでの特別ディナー企画を始まりとするもの。2012年からはより手軽に多くの人に足を運んでもらおうと、社会貢献の一環としてグランシェフによるランチ企画を開催。これまでのチャリティー総額は2298万7千円に達する。

 今年参加するのは、ANAクラウンプラザホテル神戸、オリエンタルホテル、神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ、神戸ポートピアホテル、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、ホテルオークラ神戸、ホテルモントレ神戸。

 これまで6ホテルで実施してきたが、今年からホテルモントレ神戸が参加。従来提供してきた、和食、フレンチ、中華にイタリアンが加わった。価格は5千~6800円。

 チャリティーランチの売り上げのうち1食につき300円を、神戸市で難病の子供と家族が治療中にゆったりと滞在できる施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を運営する公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金(神戸市)、小児病棟にクリニクラウン(臨床道化師)を派遣する日本クリニクラウン協会(大阪市)に寄付する。

 開催期間中にフェア開催レストランで対象メニューを利用した人には、専用スタンプラリーカードに押印。スタンプ数に応じて、共通ランチ券やケーキセット券などをプレゼントする。またアンケートへの回答者を対象に抽選でペアディナー券などを贈る。

 8月22日に報道関係者らを対象に行った発表会で、幹事ホテルを代表してあいさつした神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズの磯部貴順支配人は、「今年は年初の能登半島地震に始まり、宮崎県沖地震や南海トラフ大地震の注意喚起情報など、防災への意識が高まっている。このチャリティーランチも阪神大震災後に神戸観光を盛り上げようと市内のホテルが連携したのが始まりだ。今年は被災地・石川の食材を使い、応援の気持ちを表した。ホテルモントレ神戸の参加でますます魅力的となった今回の企画にぜひ多くの方に足を運んでいただき、チャリティに参加すると共に神戸のホテルの魅力に触れてほしい」と話した。


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