神戸松蔭女子学院大学の青谷実知代ゼミと鹿児島県の指宿市観光協会は3月15〜17日、学生が観光振興に取り組む「鹿児島カレッジ」の開催を踏まえ、指宿市でモニターツアーを実施した。20〜70代の女性の参加者と、鹿児島カレッジに参加した大学生が、テーマを「彩」「癒し」とした「いぶすきで癒される彩りゆるりんツアー」を楽しんだ。
鹿児島カレッジの成果発表として昨年11月にJR西日本や旅行会社に大学生が旅行プランのプレゼンテーションを行ってから約4カ月。松蔭大の企画提案がモニターツアーの実施にこぎつけた。
初日は、新大阪から鹿児島中央行きの新幹線に乗車。夕食は車内で鹿児島県出身のオーナーシェフがいるフレンチレストラン「ル・クロ」の特製弁当を堪能。指宿に到着後、宿泊先のホテルでは、指宿サイダー、そら豆クッキー、トロピカルフルーツの盛り合わせのルームサービスで歓迎を受けた。
翌日からは、指宿市観光協会が新商品として提案する「海洋浴」の「知林ケ島でのノルディックウォーク」や「朝一番に浜辺でフラダンス」、アロマや薬草を使った新たな「砂蒸し温泉」などのプログラムを体験した。
参加した学生は、モニターツアーの様子をフェイスブックに随時投稿し、情報発信にも務めた。
青谷実知代准教授は「実際に自分たちの提案した内容を体験することは、想像をはるかに超えた面白さがあり、また新しい指宿を知るきっかけとなった。参加者からも『また行きたい』という声が聞かれた。商品化に向けてさらに磨きをかけたい」と話した。
早朝に行った浜辺でのフラダンス