広大な日本庭園をもつ結婚式場の八芳園と、和の木工家具の町である大川市は27日、包括的連携協定を結ぶ。共同開発した、移動型組み立て式茶室「無常庵 MUJYOAN」や移動型組み立て式やぐら「KAGURA」が、ユニークベニューとして八芳園を会場に行われるインバウンドVIP向け晩さん会などで好評なことから、連携をさらに深める。2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京五輪に向け、奥深い日本文化体験を提供できる体制を整える。同社が発表した今回の提携に関する詳細内容は次の通り。
株式会社 八芳園(代表者:長谷晴義、本社:東京都港区白金台、以下八芳園)と木工の町、福岡県大川市とは包括的連携協定締結の運びとなりました。
2020年には、品川開発プロジェクトとしてJRの新駅開通や、東京オリンピック・パラリンピックへ向けて相互に連携することにより、双方の持つ資源を有効活用した協働による活動を推進し、福岡県大川市のプロモーション・交流人口の拡大、及び八芳園における訪日外国人に向けた質の高い日本文化体験の提供などを通じて、地域活性化の向上に資することを目的とした包括的連携協定を締結いたします。
■福岡県大川市の職人と八芳園が共同開発した製品の数々
■福岡県大川市×八芳園 包括的連携協定 締結式
日時/2017年6月27日(火) 11時から
場所/八芳園本館(東京都港区白金台1-1-1)
出席者/福岡県大川市長 倉重良一
株式会社八芳園 代表取締役社長 長谷晴義
■包括的連携協定 内容
- 大川市のシティーセールス及び観光振興に関すること
- 地域の魅力発信イベントの促進による地域経済の活性化に関すること
- 大川市のブランドの発信に関すること
- 大川市の伝統工芸や伝統技術の活性化に関すること
- 大川市の農林水産物、加工品、工芸品の商品開発に関すること
■包括的連携協定 締結式
- 包括的連携協定 締結式
- 活動報告と今後の展開説明
- 共同開発製品の展示
■福岡県大川市について
福岡県南西部、佐賀県との県境に位置する人口約35,000人の町です。家具や建具などの木工関連産業が集積しており、480年の歴史を有する日本一の家具産地を形成しています。また、筑後川の河口に位置しているため、豊富な水と肥沃な土地を活かして米やいちご、アスパラガスなどを栽培しているほか、有明海で採れる海苔は全国的にも有名です。このほか、約1800年前に創建されたと伝わる神功皇后ゆかりの神社「風浪宮」や日本で現存する最古の昇開式可動鉄橋「筑後川昇開橋」など観光スポットも存在します。
■株式会社八芳園について
昭和18年の創業以来、結婚式場をはじめとした宴会・レストラン等の企画運営を展開し、豊かな自然環境創造と、食生活への奉仕を通して、社会に貢献する総合おもてなし企業として成長してきました。
「日本のお客様には心のふるさとを。外国のお客様には日本の文化を。」を企業理念に掲げ、都心にありながらも江戸時代から続く約1万坪の由緒ある庭園を維持し、ホスピタリティに溢れたサービスでお客様へ至福の時を提供しています。
また、園内において「槐樹」・「スラッシュカフェ」を展開し、グループ会社 料亭「壺中庵」、総合式場「ホワイトイン高崎(群馬県高崎市)」を運営。
2016年度売上高100億円、グループ従業員数350名(2016年10月現在)。