静岡県東伊豆町の稲取温泉観光協会(会長=加藤昌利・稲取銀水荘社長)は、「稲取温泉合同観光会社」を設立、10月から業務を開始した。近く第3種旅行業の登録を行い、地域発信型の旅行を造成、誘客促進を図る。
今年公募で就任した同協会の渡辺法子事務局長による、地元ボランティアとの共同事業「こらっしぇ稲取大作戦!」の一環。観光客の誘致戦略を担う事業体づくりのため、同温泉観光協会の会員から出資者を募り、合同会社を作った。出資者は約60人で、資本金は915万円。
事業内容については今後具体化するが、地域ボランティアを中心に企画した着地型旅行の造成、販売や東京〜稲取間の定期バス運行などを視野に入れる。今月上旬にも第3種旅行業の登録申請を行い、着地型旅行の情報発信を行う構えだ。