経済産業省は16日、2020年度第3次補正予算「小規模事業者持続化補助金〈低感染リスク型ビジネス枠〉」の申請受け付けを開始した。対象は、宿泊業を含む小規模事業者。新型コロナウイルスの感染防止と事業継続を両立させるため、対人接触機会の減少につながる新たなサービスやビジネスの導入などを支援する。
支援対象となる対人接触機会の減少につながる取り組みの例は、旅館業が宿泊者のみに提供していた料理をテイクアウト可能にするための商品開発にかかる費用▽飲食事業者が大部屋を個室にするための間仕切りを設置し、予約制のためのシステムを導入する費用―など。
商工会、商工会議所による小規模事業者支援法に基づき、業種ごとに従業員数で判断した小規模事業者が対象。サービス業のうち宿泊業などは、常時使用する従業員数が20人以下。宿泊業などを除く商業・サービス業では5人以下。
補助上限は100万円で補助率は4分の3。感染防止対策費については、補助金総額の4分の1(最大25万円)を上限に補助対象経費に計上することが可能。
通年で公募し、21年度中に6回の締め切り日を設定している。受け付けの締め切りは第1回が5月12日、第2回が7月7日、第3回が9月8日、第4回が11月10日、第5回が来年1月12日、第6回が3月9日。
公募要領や申請方法は、補助金事務局のホームページ(https://www.jizokuka-post-corona.jp/)に掲載。コールセンターも開設した。連絡先は、TEL03(6731)9325。受付時間は午前9時30分~午後5時30分、土・日曜、祝日除く。