経済産業省は地域経済を牽引(けんいん)する企業2184社を「地域未来牽引企業」に選定した。旅館・ホテルも十数軒選ばれており、「大いに地域経済を牽引してもらいたい」(地域未来投資促進室)と期待をかける。
同省は、昨年7月に施行された「地域未来投資促進法」により、地域特性を生かして高付加価値を創出し、地域の事業者に対する経済的波及効果を及ぼすことで牽引する事業「地域経済牽引事業」を促進している。
関連施策として、地域経済を今後牽引していくことが期待される魅力ある企業を地域未来牽引企業に選び、支援する。
具体的には、(1)各経済産業局に地域未来投資促進室を設け、都道府県ごとの「地域未来コンシェルジュ」を配置、ワンストップで企業からの相談、問い合わせに対応(2)さまざまな支援施策や他の事業者の優良な取り組み事例などを掲載したメールマガジンの発行や選定証の交付(3)関係省庁、地元自治体、各種支援機関(地域金融機関など)への周知、支援の要請―を実施。
宿泊業・飲食サービス業で選定された主な企業は次の通り。
知床グランドホテル(北海道斜里町)▽鶴雅リゾート(同釧路市)▽ホテル佐勘(宮城県仙台市)▽天坊(群馬県渋川市)▽グランビスタホテル&リゾート(東京都千代田区)▽ホテル泉慶(新潟県新発田市)▽富士レークホテル(山梨県富士河口湖町)▽竹屋旅館(静岡県静岡市)▽緑水亭(滋賀県大津市)▽西村屋(兵庫県豊岡市)▽ホテルニューアワジ(同洲本市)▽杉乃井ホテル(大分県別府市)▽カヌチャベイリゾート(沖縄県名護市)