総務省はこのほど、家計消費状況調査(支出関連項目、2人以上の世帯)の9月分速報を公表した。同月の宿泊料への支出は1世帯当たり2286円で、前年同月比で実質7.1%減少した。
調査は購入頻度が少ない高額な財(商品)、サービスへの支出を調べたもの。
観光関係ではこのほか、パック旅行費(国内)が3318円で、同1.9%減。パック旅行費(外国)が1252円で、同46.7%減。航空運賃が914円で、同14.0%減。
44の支出項目で増加率が高かったのは、出産入院料の同79.7%増、スマートフォン・携帯電話・PHSの本体価格の同40.4%増、応接セットの同32.0%増など。
減少率が高かったのは、挙式・披露宴などの婚礼費用の同69.9%減、楽器(部品を含む)の同60.3%減、ベッドの同47.8%減など。
ネット利用の消費旅行関係費が最多
9月のインターネットを利用した支出額(速報値)は1世帯当たり7547円で、支出総額に占める割合は2.5%。支出項目別では、旅行関係費(宿泊料、運賃、パック旅行費)が1732円、全体の22.9%と最も多い。
以下は、食料(1070円、同14.2%)、衣類・履物(770円、同10.2%)、家電(634円、同8.4%)、保健・医療(378円、同5.0%)など。