群馬県みなかみ町や観光協会、利根川ダム統合管理事務所などで組織する利根川源流水源地域ビジョン実行委員会は5月21、22の両日、奥利根地域にある三つのダムで、「春の点検大放流」を開催する。3年ぶり。
藤原、矢木沢、奈良俣のダムは年に1度、洪水期を迎える前に放流設備が安全に作動するかを確認するために点検放流を行う。コロナ禍で2020年、21年は開催中止となっていたが、今年は感染対策を徹底し、開催する予定。
21日は藤原と奈良俣、22日は矢木沢で、矢木沢ダムは特別に2回放流する=写真は放流の様子。「水濡れ必至。総貯水容量2億トンを誇る矢木沢の大放流。ハイライトは毎秒30トンの放流タイム」とみなかみ町観光協会。
混雑を避けるため駐車券の事前販売(一般車両1台千円)を行う。また、町内の旅館・ホテルの宿泊客限定で矢木沢ダムのバスの優先搭乗券(ファストパス)を1枚200円で販売する。
同パス購入者には「おいでちゃん」カードが入った奈良俣ダム30周年記念カードフォルダセットと記念缶バッジをプレゼントする。
みなかみ町観光協会によると、例年3ダム合わせて5千人ほどの人出があるが、今年は駐車券の事前販売制をとっているため、3千人ほどを見込んでいる。
問い合わせはみなかみ町観光協会、TEL0278(62)0401。