群馬県は20日、東京都内のホテルで「ググっとぐんまプレゼンテーションin東京」を開き、旅行業者やマスコミ関係者を対象に、7~9月に実施する「ググっとぐんま観光キャンペーン」の概要などを説明した。大沢正明知事(ググっとぐんま観光宣伝推進協議会会長)自らプレゼンテーションを行い、多くの送客を呼び掛けた。
主催者を代表してあいさつした大沢知事は「キャンペーンでは、水源県としての豊富な『水』、稜線トレイルを中心とした『山』、世界記憶遺産の上野三碑などの『歴史』を切り口に新しい魅力を創出、夏の群馬をアピールしていく」と述べるとともに、2020年4~6月にJRグループと共同開催するデスティネーションキャンペーン(DC)の成功を誓った。
また、JR東日本の日野正夫常務は「4~9月は(県を)重点プロモーション地域とし、情報発信の強化や商品造成などに取り組む。来年のプレDC、20年のDC本番につなげたい」と意欲を示した。
観光庁の米村猛観光地域振興部長が来賓出席し、祝辞を述べた。
ぐんま県境稜線トレイルは8月11日の「山の日」に全線開通する。群馬、長野、新潟の県境に位置する稜線は100キロにわたってつながっており、国内最長の稜線ロングトレイルを楽しむことができる。県出身で日本トレイルランナーズ協会会長の鏑木毅さんは「(ロングトレイルは)新しいアウトドアの楽しみ方の一つ」と述べ、群馬の山旅を勧めた。
落語家でぐんま特使の林家つる子さんは夏すき焼きや埴輪のナンバーワンを決める「群馬HANI―1グランプリ」などを盛り込んだ落語を披露、笑いを誘った。
レセプションでは県産食材を使った料理が出され、参加者は舌鼓を打っていた。また、ご当地アイドル「あかぎ団」のミニライブや、群馬女将の会と県旅組青年部による温泉PRなどで盛り上がった。
キャンペーンの成功を誓い乾杯する観光関係者ら