群馬県の桐生 館林 足利3市長、観光の見どころ紹介


(左から)早川市長、荒木市長、多田市長

 群馬県の桐生市、館林市と栃木県の足利市はこのほど、東京・有楽町の東京交通会館で、メディアなどを対象に「合同観光情報PR会」を開催した。3市長自らがそれぞれの魅力をアピール、情報発信やツアー造成などを呼び掛けた。3市が合同PRを行うのは初めて。

 3市は日本遺産の構成資産を保有。「人を育み“日本”を支える両毛3都」をテーマに掲げ、歴史や自然などの観光資源と合わせて来訪者の増加に取り組んでいる。事務局は桐生市が務めた。

 桐生市の荒木恵司市長は、3市の位置を示しながら「首都圏から見ると、日本遺産を巡りながら世界遺産(日光、富岡)や温泉を楽しめるゴールデンルートだ」と強調。

 また、1300年の歴史を持つ織物産地として発展した経緯を説明。日本遺産として、県内では13件の文化遺産から構成される「かかあ天下―ぐんまの絹物語」が認定されているが、「そのうちの6件が桐生市内にある」と述べた。

 京都から織物技術を伝えた白瀧姫をまつる「白瀧神社」は恋愛成就のパワースポット神社、全国に6カ所しかない模範工場の一つで、大正6年に建てられた県最古級の洋風石造建造物などを紹介した。

 館林市の多田善洋市長は、館林の沼辺文化を象徴し、日本遺産「里沼」を構成する三つの沼(茂林寺沼、多々良沼、城沼)の特色について触れ、沼カヌーや茂林寺での座禅など里沼を生かした体験観光の魅力をアピールした。

 イベントも目白押しで、「さくらとこいのぼりの里まつり」(3月25日~5月15日)、つつじの名園・躑躅ヶ崎での「つつじまつり」(4月中旬から)、三河の伝統「手筒花火」が関東で唯一見られる「館林手筒花火大会」(7月下旬)、城沼でハスの花を観賞できる花ハス遊覧船(7月10日~8月15日)は「朝が見ごろ」と勧めた。

 足利市の早川尚秀市長は、日本遺産「近世日本の教育遺産群」の構成遺産で国史跡の「足利学校」やあしかがフラワーパークなどを紹介。

 文化観光に力を入れる一方、足利学校や国宝の鑁阿寺、足利織姫神社などをライトアップし「夜間観光で新しい人の流れを取り込んでいく」と意欲を示した。


(左から)早川市長、荒木市長、多田市長

 
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