北陸財務局は9月30日、北陸3県における9月の経済調査結果を公表した。能登半島地震からの復旧・復興需要や北陸新幹線の敦賀延伸効果などから、「持ち直しつつある」とする8月の判断を据え置いた。一方で、9月21、22日にかけて能登地区を襲った豪雨災害による影響が懸念されていることを受け、三原健局長は「十分注意する必要がある」とした。
個人消費の観光・旅行関連は、地震で被害を受けた能登地区以外では、7月の主要温泉地の宿泊客数は北陸新幹線の延伸効果などで前年を上回った。先行きについても、加賀地方の温泉地で、10月1日~12月31日の大型旅行キャンペーン「北陸デスティネーション」による旅行客増加を期待する声が聞かれた。【記事提供:ニッキン】
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