
三菱UFJ信託銀行は3月13日、自動車を受託財産とする動産信託を組成したと発表した。中古車販売大手IDOMの関連会社、IDOM CaaS Technology(ICT)が保有する沖縄県のレンタカー事業向け自動車を対象とし、受益権の譲渡を通じた資金調達スキームを導入する。本邦初の取り組みで、今後の自動車投資商品の開発につなげる狙い。沖縄県は、観光の持続的な発展と質の高さを目指している
これまで、電動アシスト自転車を活用した動産信託商品を手掛けてきた。今回は自動車市場に対象を広げ、委託者が車両を信託し、出資者に受益権を譲渡する仕組みを構築。委託者は新たな資金調達手段を確保でき、同行は動産信託を活用した投資商品の可能性を探る。【記事提供:ニッキン】
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