群馬県・磯部温泉は童話「舌切雀」誕生の地です。
磯部温泉について
当磯部温泉は、群馬県の南西部に位置し、近くを五街道の一つ中山道が通っていることもあって、碓氷峠を往来する旅人や、近在からの湯治客で古くから賑わってまいりました。明治になってからは、信越線の開通により都会からの避暑のお客様が多く見えられ、一層の賑わいをみせるようになりました。
温泉が湧くことは昔からよく知られていたようですが、天明三年(1783)の浅間山の大爆発で湧出量が飛躍的に増え、現在のような発展をみたと伝えられております。成分は重曹食塩泉で、特に神経痛・胃腸病に効能があります。また、豊富な鉱泉を利用して作られる磯部せんべいは、磯部温泉の名物として全国にその名が知られております。