英国の専門学校や教育機関で構成される教育代表団が5月29日、学校法人トラベルジャーナル学園ホスピタリティツーリズム専門学校を視察に訪れ、同校代表らと教育現状などについて情報・意見交換を行った。
代表団は英語教育機関からイングリッシュUK(英国英語語学学校協会)、継続学習・専門学校からオックスフォード&ウエルヴァレイ・カレッジなど計6人。
冒頭あいさつで東條仁英校長は「急成長の時代にあった旅行業界への人材輩出を目的に発足したが、学科増設に伴い、4月から名称を変更し、当校の経営理念と教育方針に掲げる“ホスピタリティ”を校名とした」などと同校の現状を説明。国際的感覚を身につけた人材育成に向け、米国とオーストラリアで現地インターンシップを組み入れた留学制度を設けている点などに言及した。
一方、英国側を代表して、シティ&イズリントン・カレッジのフランク・マクラフリン学長が英国の継続学習や専門学校の仕組みを説明。
英国内に約360ある専門学校では、16~18歳を中心に、大学進学を目指す学生に向けたアカデミックプログラムのほか、スキルの維持、向上を目的とした就職プログラムを用意している。対象はツーリズムやエンジニアリング、美容関係など幅広い。また、代表団から東京校に対し、英国で語学研修などと組み合わせた職業トレーニングなど留学プログラム導入の可能性について質問が寄せられるなど、活発な意見交換が行われた。