日本自動車連盟(JAF)の長野支部は、2016年から信州大学人文学部の佐藤広英ゼミと、大学生の視点やアイデアを活用した幅広い世代への信州の魅力発信と、地域貢献やマイカーによる着地型観光の促進を目的とした共同研究を行っている。その21年度の取り組みとして、同ゼミの学生が長野県茅野市の感動体験を紹介する動画をこのほど制作した。
動画は「信州のいいとこ、見つけました」がテーマ。信州の魅力を伝えるために心理学の知見を取り入れ、現状分析や現地調査、取材を実施し、学生ならではの視点で制作。コース考案にあたっては茅野市観光まちづくり推進課、ちの観光まちづくり推進機構からアドバイスを受けた。
学生たちは四つのチームに分かれ、里山ブッシュクラフト体験を通じ人気ゲーム「マインクラフト」のような世界を体験した動画、インスタグラム100いいね!を目指しメルヘン街道で映える写真を撮影する動画、新しいライフスタイル「スタディケーション」を自然の中で行う効果を検証した動画、茅野エリアの隠れた魅力を「あるある形式」で紹介する動画の計4本を制作した。
コロナ禍で気軽に出かけることが難しい中、まずは動画で茅野エリアの「いいとこ」を見つけてもらい、収束後の外出動機となることを期待している。
長野支部と佐藤ゼミの共同研究では、学生の目線から長野県内各地の魅力をPRする動画や観光プラン、ドライブコースの作成を行っている。
学生が制作した動画