茨城県は8月27~28日、カジキ釣りの国際大会を大洗町で開催する。カジキ釣りイベントは沖縄などで行われているが、「外国人が参加する国際大会は全国で初めて」(大井川和彦知事)という。カジキ釣りファン以外も楽しんでもらおうと、ステージイベントなどを盛り込んだ総合イベントとして実施する方針だ。
主催は県と大洗町、同町商工会、大洗観光協会などで組織する「大洗インターナショナルフィッシングフェスティバル実行委員会」。大井川知事が会長、国井豊大洗町長が副会長、いばらきビルフィッシュトーナメントネットワークの金成和彦会長が実行委員長を務める。
イベントは「ひたちなか大洗リゾート構想推進事業」の一環で、大会名は「大洗インターナショナルフィッシングフェスティバル」。大洗マリーナを拠点とした県沖、および大洗港区第4ふ頭で行う。外国人については海外大会で実績のある人を招聘(しょうへい)する予定。日本人参加者は今後募集する。
大井川知事は5月30日の会見で「カジキ釣り大会は基本的に富裕層を中心に参加者が来るだろうから、そういう意味では大洗地域のブランド力を上げる大きな一助になるのではないか」と捉えている。一方で、一般市民にも親しんでもらえるよう、カジキイベント、飲食ブースなど多様なコンテンツを企画する。
海外では同様の大会がハワイやメキシコなどで行われており、大井川知事は「それぞれやり方が違うが、二つの大会を参考にしながら独自のやり方を模索する。カジキ釣り大会だけでなく、周辺商店街、観光事業者が協力して盛り上げていくという流れを作るのが大事だ」と述べた。
カジキ釣り大会の舞台となる大洗マリーナ(大洗観光協会のHPから)