静岡県は3月24日、「茶の都しずおか」の拠点として、博物館「ふじのくに茶の都ミュージアム」を島田市にオープンした。茶に関する産業、文化、学術などの情報を発信する。
同館は、市が運営していた「お茶の郷博物館」を県に移管し改装。静岡文化芸術大学の熊倉功夫名誉教授がプロデュースした。約1万9千平方メートルの敷地に3階建ての博物館と茶室、庭園、商業館を設けた。
国内外の茶に関する展示のほか、静岡茶や県内産食材を使用した料理を提供するカフェレストラン、博物館の展示と連動した商品を販売する店など、子どもから大人まで茶を楽しみ、学ぶことができる。
23日には開館式典を開催。静岡県の川勝平太知事は「茶文化を守り、育てていきたい」とあいさつした。