草津に新施設 魅力アピール


草津温泉 町長らが本社を訪問

近く発表される観光経済新聞社主催「第35回にっぽんの温泉100選」で19年連続1位がかかる草津温泉。群馬県草津町の黒岩信忠町長や市川薫・草津温泉観光協会会長ら6人が1日、東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、積田朋子社長と懇談した=写真。黒岩町長は、訪れる人が少なかった地域を「裏草津・地蔵」として整備したことなどを説明し、「立ち止まることなく、進化し続けるまちづくり」に改めて意欲を示した。

草津温泉の地蔵地区は湯畑近くに位置し、再開発により「裏草津・地蔵」として今年6月にリニューアルオープン。「目洗い地蔵」に由来する「顔湯」、1万冊を超える漫画を集めた「漫画堂」、緑の植栽を施した段々畑のような「高台広場」など、のんびりと過ごせる新たな観光エリアに整備した。

黒岩町長は「コロナ前の2019年度には観光客数(宿泊・日帰り)がバブル期超えの約327万人を記録した。遠くない将来に400万人を達成したい。そのためにいかに町を整備すべきか常に考えている。今後も商工会、観光協会、旅館組合などに意見を聞き、一致団結してまちづくりを推進する」と述べた。

また、地域、宿泊施設などにおけるSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みについては、観光協会の市川会長が「観光とSDGsの関係に注目が集まりつつある。特に環境問題に関しては、使い捨てのアメニティ、食品ロスなどの課題があり、後れを取らないよう地域として対応を検討していきたい」と語った。

誘客に関しては一般客のほか、県内の学校などを中心に教育旅行が回復し始めたという。草津温泉旅館協同組合エージェント部会の中澤一裕副部会長は「将来につながる若いお客さまに来ていただくことは重要だ。旅行会社と連携して誘致に努めたい」と述べた。

 

 
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