群馬県草津町の黒岩信忠町長や草津温泉観光協会の山本剛史会長らが12月18日、東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、積田朋子社長と懇談した。草津温泉は、観光経済新聞社主催の2024年度の「にっぽんの温泉100選」で、22年連続の1位に選出された。黒岩町長は、「絶え間なく進化を続ける町づくり」が評価を受けたとの認識を示し、魅力ある地域づくりに今後も注力していく考えを示した。
黒岩町長、山本会長をはじめ、宮﨑謹一・草津町議会議長、草津温泉旅館協同組合の黒岩裕喜男理事長らが来社した。
草津温泉では湯畑、西の河原公園、裏草津地蔵の整備に続き、2023年には草津温泉入り口の玄関口に「温泉門」を整備し、修景事業を実施した。23年には草津温泉スキー場に「パルスゴンドラ天狗」が完成し、好調に稼働している。スキー場のメインレストランとなる「天狗山レストハウス」の建て替え事業にも着手しており、25年11月に完成する予定。
町づくりについて黒岩町長は「思いきり投資して、中途半端なものをつくらない。湯畑を中心とする整備は、目新しさを追いかけたのではなく、歴史を100年以上、明治の始まりまで戻して、物語の変遷を演出したものだ。レトロ、クラシックだが、若い人が来るようにおしゃれ、華やかさを大切にした。特にライトアップなどにより夜が劇的に変わった。これからも魅力のあふれる町づくりを進めていきたい」と述べた。
黒岩町長や観光協会の山本会長らが来社した