群馬県草津町の草津温泉旅館協同組合(黒岩裕喜男理事長)は、加盟105軒の旅館・ホテルを記載した絵地図を作成、町内の関係先に配布した。現在の草津町の姿を後世に伝えるのが狙い。
絵地図は、「2122年への贈り物プロジェクト~100年後にも残る草津温泉の地図を作ろう~」と題し、湯の華会(黒岩智絵子会長)が作った女将お勧めのマップ「草津こみち」を再編した。サイズは縦38センチ、横50センチで、紫外線に強い耐光インキで印刷。草津温泉特有の強酸性の湯気でも腐食しないよう、額縁の留め具にはステンレス素材を用いている。草津こみちには旅館・ホテルの場所のほか、御座之湯や光泉寺など名所もイラストであしらっている。
絵地図は旅館・ホテルのほか、小中学校や金融機関、JR長野原草津口駅など100カ所以上に配った。黒岩会長は「100年後にも町のどこかにこの地図が残っていてほしい」と期待する。絵地図は黒岩信忠町長にも贈られた。
絵地図
絵地図は黒岩町長にも贈られた(右が湯の華会の黒岩会長)