群馬県草津町の「草津温泉ホテルヴィレッジ」はこのほど、宿泊施設の持続可能性マネジメントシステムに関する国際規格「ISO21401」を日本で初めて取得した。人材不足による営業継続の危機や、外資ホテルなどの参入による日本の伝統的な温泉文化の消滅危機などに対処し、地域社会に根付いた持続可能な旅館経営を目指す。
同ホテルは、標高1200メートルに位置するリゾート施設。東京ドーム7個分の敷地には、多世代の利用を想定したプールやスポーツアクティビティ施設、リラクゼーション施設が充実しており、多くの来館者を魅了している。
今回同ホテルが取得した「ISO21401」は、国際標準化機構(ISO)が策定した「宿泊施設のための持続可能性マネジメントシステム」に関する国際規格。環境保全、地域社会への配慮、施設運営の経済的持続可能性といった観点から、宿泊施設の運営を包括的に評価している。
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