草津町と高崎高島屋、風評払拭へコラボ


草津観光の盛り上げで一致した黒岩町長(左)と高崎高島屋の中川副店長(7月24日、草津町で)

 草津白根山の本白根山の噴火以降、客足が伸び悩んでいる群馬県の草津温泉。草津町は風評を払拭(ふっしょく)しようと、百貨店の高崎高島屋(高崎市)と組んで「暑い夏は、涼しい草津へ行こう!キャンペーン」を展開する。高崎高島屋にとっても町とのコラボ企画は初めて。成果が注目される。

 キャンペーンは8月1日から14日まで展開。町の観光課、草津温泉観光協会、草津観光公社、片岡鶴太郎美術館などと共同で実施する。観光課によると、キャンペーン実施は高崎高島屋からの提案だった。

 高崎高島屋の店内5カ所のデジタルサイネージ(電子看板)で町のPR動画を流すとともに、ポスターを掲示する。8~11日の期間、3千円以上の買い物をした客に11日の抽選会の参加券を配布。旅館宿泊券(1組2人)や「西の河原露天風呂」など草津3湯湯めぐり優待券&オリジナル桶とバスタオルセット(3人)などを贈る。

 また、11日にはご当地キャラクター「ゆもみちゃん」の来店イベント、8~14日は片岡鶴太郎美術館が約20点を特別展示する。

 群馬の玄関口・高崎は駅周辺の再開発が進み、来街者が増加傾向にある。高島高崎屋も昨年秋、開店以来最大規模の全館改装を行った結果、入店客も前年比3割増で推移するなど好調。キャンペーンを通して入店客を草津に誘導、「人気の温泉地を盛り上げたい」と中川徹副店長は意気込む。

 黒岩信忠町長も「高崎の一等地にある高崎高島屋の集客力に期待したい」と語っている。


草津観光の盛り上げで一致した黒岩町長(左)と高崎高島屋の中川副店長(7月24日、草津町で)

 
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