萩・明倫学舎3号館(山口県萩市)がこのほどオープンした。3号館の完成で、藩校跡に建つ日本最大級の木造校舎であった旧明倫小学校校舎の4棟全ての整備を終え、萩・明倫学舎として全館開館する。
3号館1階には、萩市の観光事業を担う萩市観光協会、萩温泉旅館協同組合、はぎ温泉配湯協同組合、萩市観光課が入所。
2階には市民文化創作活動の発表の場として「市民ギャラリー」を開設。萩市の芸術文化の振興と文化活動の充実を図る。イベント、講習会、会議などに利用できる交流室=写真=も開設。小規模のMICE施設として、企業の研修会なども受け入れる。
3月に開館した4号館は、「産業振興・人材育成・交流」の拠点として高速Wi―Fi環境が整備されたコワーキングスペースとなっており、ワーケーションやテレワーク、出張中のワークスペースなどに利用できる。
萩・明倫学舎の本館には、「萩まちじゅう博物館 観光インフォメーションセンター」を開設。藩校明倫館や旧明倫小学校までの300年の歴史も紹介。ジオパークビジターセンターも整備した。2号館は萩市の5資産を含む「明治日本の産業革命遺産」を紹介する「世界遺産ビジターセンター」と幕末維新期の歴史・科学技術史の貴重な実物資料を展示する「幕末ミュージアム」を開設。萩観光の起点となる施設として整備された。
今年は開館5年の節目を迎えることで、萩観光キャンペーン「GO TO 萩」の一環として12月31日まで記念イベント「学舎維新祭」を実施している。