日本観光旅館連盟はこのほど、震災の被災地域に所在する会員旅館・ホテルを対象にしたアンケート調査の結果をまとめた。3月24日時点で、青森、岩手、宮城、福島、茨城の5県の会員231施設のうち167施設から回答があり、96軒が「営業中」、56軒が「休業中」と回答した。15軒については連絡が付かなかった。
ファクスなどで調査票を送って回答を得た。連絡が付かなかった施設は、通信事情などの影響も考えられ、状況は把握できていない。
休業中の施設には、施設への被害を原因とする休業だけでなく、食料や燃料の不足、宿泊客の減少などでやむを得ず休業している施設も含まれている。また、営業中の施設でも、「キャンセルが多く事実上、開店休業状態」になっている施設もあるという。
日観連ホームページ「やど日本」では、アンケート調査で確認できた施設について、営業状況や営業再開の予定時期の情報を掲載している。